安い豆で妥協するか・こだわり抜くか

中島流焙煎教室  安い豆で妥協するか・こだわり抜くか

今年も仕入れている生豆は、安くなるどころか、15%程値上がりしました。

最初に見つけた値段から比べるともう163%になっている。
さすがに「豆屋」をやっていたら「価格重視の妥協」になっているだろう。
それを企業努力と呼ぶのか、価格の妥協と呼ぶのかは、

議論しても仕方が無いのだが、「過去の経験」からはこう言える
「豆を変えたら大スランプに陥り、旨いコーヒー作りは出来なくなる」

未知の豆を同じように焼いても、同じような味にはならない。
微妙なズレが焙煎の型崩れを起こし、全てのコーヒー豆が焼けなくなる
恐れがあるんだ。

今なら解るが、当時は要注意日の11月。
豆の高値に耐えかねて、ペルーの安物に手を出した。
香りの無い豆が焼けてしまい、お客は全員離れていく。

「こんな極上じゃない豆なんて、もう要らない」とまで言われた。

その最悪の状態で、探しに探して出会えた****の豆が
今の********の豆だった。

あの時はこう思えた
「よーし、この豆が有る限り、絶対にコーヒー屋として失敗する事は無い。
思いっきり極上のコーヒーで暴れてやろうじゃないか。
もう、この豆と心中だ。絶対成功してやる」

と、堅く誓った豆だった。

当時は豆を売ることしか考えてなかったが、
今は、通常の3倍飲めるコーヒーの1杯の価値を高める事に徹している。
1杯のコーヒーだったらコストが2倍になったって、何の影響もない。

コストが4円が8円になったところで、
他のコーヒー屋では40円が80円になるほどの影響は受けない。
だから素材の豆にこだわり抜く。

この世界、妥協したら生き残る事は出来ない。

コスト高でコーヒー屋が次々に妥協したコーヒーを出すように
なる中で、自分だけが唯一本物をお客に提供できる世界って
格好良くありませんか?

焙煎教室の仲間は、そこの所を自身を持ってコーヒー作りを
してもらいたい。

どんな時代でも生き残れるコーヒー屋の作り方を教えたのだから。

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